2021-03-08から1日間の記事一覧
自分は個人的に、サブスク(定額制)があまり好きではない。サブスクは一度契約してしまえば、あとは自動的に口座引き落しによる収入が毎月確実に見込める仕組みだ。事業者にとっては非常にオイシイ手法と言える。 今回のコロナ・ショックで、突然収入が激減し…
いきなり話は脱線するが、自分は「サラウンド録音」のデジタル・コンテンツがあまり好きではない。その理由はいくつかあって、まずは専用の再生システムがないと「本来のサウンド」が堪能できないことだ。 サラウンド録音の作品を「ステレオ再生」で聴くと、…
終戦直後、大多数の日本人は貧乏で弱者だった。多数決が弱者の味方として機能する時代だった。「民主主義=多数決」と考えても差し支えない時代だった。 ところが、その後の日本は高度経済成長期に入り、日本人の多数派は中流家庭へシフトした。そうなると貧…
人類は地球上の多様な地域で暮らしているが、それぞれがその地域の気候や風土に適した社会を作って暮らしている。 別社会にいる人間が出会うと、価値観が違いすぎて理解し合うのが困難となり、それは争いの火種となる。だが、価値観が違うのは人間が「多様性…
経済学者のピケティは「大金持ちに課税して格差是正を図れ」と主張している。当然、金持ちからの反発は大きい。 よくある反論として挙がるのがリスク分担の話。「r>g」は、リスク分担を考えれば当然の話で、リスクを取って投資した人が、リスクを取らずに…
r=資本収益率(純資産の成長率) g=GDP(国民所得)の成長率 資本収益率「r」とは、土地・建物・機械設備などの「実物資本」と、株式・債権などの「金融資本」の収益率を言う。土地以外の実物資本は原価償却されるが、金融資本は累積投資できることから…
この話題は、最初は「増税のやり過ぎは逆に税収減をもたらす」というテ-マで書く予定だった。が、それを突き詰めて行くと、もっと根源的な問題が絡んでいることに気が付く。それは自由貿易の関税軽減が招いた「間接税の不均衡」だ。 そして、経済学が自由貿…
/// 書籍 /// NE (New Economics Series) シリ-ズ・新エコノミクス マクロ経済学入門 第3版 二神孝一・著 (ふたがみ こういち) 2017年4月25日 第3版第1刷発行 株式会社 日本評論社・刊 幸福の経済学 人々を豊かにするものは何か キャロル・グラハム・著 …