パンデミック後の新世界を作るために (foussin’s blog)

(『見捨てられた世代』からの提言)

しつこくプロパガンダを繰り返す事を『丁寧な説明』と呼ぶ政府…

【タグの誤入力を修正(更新:2024/03/23 sat)】

洗脳フリーレン(?).jpg


2024/03/21 thu:pv 2008【記事総数:115(当記事含む)】
執筆期間:2023/10/24 tue - 2024/03/20 wed (春分の日)

 執筆期間が長くなった原因として『有識者・知識人(御用学者)』の嘘言動に攪乱されて真実に辿り着くまでに無駄に遠回りさせられた現実がある。新自由主義は、人道的、道徳的に見て『駄目な経済システム』だと断言する。そうやって前途有望な人材の貴重な時間を無駄に奪っていくのは自明…もはや国家が経済成長の邪魔をしているとしか思えない。


 岸田が言った『新しい資本主義』は、誰が見ても新自由主義そのものだ。これはアメリカ(共和党)に対する「いえ、歯向かってる訳じゃないですから。言い方を変えただけですから」という卑屈な対応に他ならない。国家主権・国民主権を放棄する気か?


 今回も怒ってます。
 ハラワタ煮えくり返ってますよ~(引きつり笑い…)。

今回の内容:

今の政府の矛盾は『大きな政府』と『小さな政府』が一緒に居る事(ダブルスタンダード)

 しつこくプロパガンダを繰り返す事を『丁寧な説明』と呼ぶのは、もう即刻やめてほしいんだけど…その不誠実さに国民は怒ってるんだよ。政倫審や国会代表質問での答弁を観ていてそう思った。それは国家による国民への洗脳行為そのものだ。

 ここはひとつ、『詭弁が正当化されてしまう社会』が、いったいどういう社会なのかを、もっと深く考えていただきたい。

 それは、国民を洗脳しなければ成立しない社会を意味する。社会規範や倫理規定を壊す合法化を正当化するには、何が何でも「それはいい事なんだ」と嘘をつき続け、国民を洗脳しない限り実現出来っこない。今の政府は、そこに足を踏み入れようとしている。それは国家・国民の独創性を奪う危険な領域だ。

 今の政府の矛盾を言わせてもらうと『大きな政府』と『小さな政府』が一緒に居る事だ。容赦ない増税トップダウンで繰り返すのは『社会主義的な大きな政府』だ。それに対して『国民に受忍を強要し助けない』…つまり国民を放置する事について言えば、それは『資本主義的な小さな政府』である。

 つまり『ダブルスタンダード』の典型だ。その時の状況に応じて、自己保身に都合がいい言葉を『使い分けているだけ』である。

 要するに新自由主義的な行き過ぎた資本主義が、社会主義と区別が付かない状況にまでなっている。これはジョージ・オーウェルが書いた『1984年』の世界に他ならない。民主主義は『中道』でなければならない。今の日本(及び世界)は民主主義になっていない。


 そちらがプロパガンダをやめないのであれば、こちらも何度でも言わせてもらう。不景気での増税は、権力による収奪と同義である。目的で税率を決めるのは権力者の発想である、と。

アニメの悪役達が政治家と重なって見える…

 しつこくプロパガンダを繰り返す事を『丁寧な説明』と呼ぶ政府。これ、先日見た『アニメ・葬送のフリーレン』に出てきた魔族と同じだと思った。魔族は言葉を使う。しかしそれは人間を欺くために使っているだけ。千年生きているエルフのフリーレンはそれを熟知しているため、彼らの言い訳には一切耳を貸さずに即排除の行動に出る事ができる。

 我々は千年も生きられない。だが、代わりに歴史を積み上げてきた。

 日テレがこのアニメを放送しているのも意外に感じた。深夜帯なら大企業の圧力も無いと判断したのか。それともミヤネ屋みたいに変わろうと足掻いているのか(アニメの放送時間がちょっと早くなってる)…たぶん鈍感なだけだと思う。名探偵コナンが何故か FBI と手を組んでいる、その理由にさえ気付いてないと思うし…

 今の政財界は『人間の言葉』を発していない。彼らの言葉には国民に対する優しさや愛情が感じられない。彼らは知能を持ったがん細胞ではないかと疑いたくなる事もしばしばある。がん細胞は正常な細胞よりも生命力が強い。彼らががん細胞だったら、どんなに楽かと思う。医者はがん細胞を除去する時、彼らに同情などしないから。

 国民は『レーザーメス』を持つ必要があるのかもしれない。…今、国民が持っているレーザーメスは『選挙』と『世論』だけだ。だからこそ選挙は大事なんだと若者たちに言いたい。投票率の改善が政治を変えるからだ。現在の与党の支持率は 20%台。ここで投票率が上がれば、現状をひっくり返す事は充分に可能だ。

 先日『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd』という長い題名のアニメを観ていたら『勇者ヴァン』という独善的価値観の勇者が登場していた。

 これが観るに堪えないクズ人格の持ち主で「うわー、こんなの見たくねー、早送りしてー」という欲求に駆られたが、その無関心が今の世界をこんな風にしている事に気が付いた。で、我慢して見続けているうちに、これ、テレビではよく見るタイプの人間だと気が付いた。

 例えば自民党の政治家たち、経団連経済同友会のトップの面々、プーチン習近平などがもう、まんま同じじゃねーかと思った。自分に都合が良い価値観を国民にまで押し付けようとする所なんか、もう瓜二つだと思ったね。

 選挙を畏れなくなっている政治家ほど手に負えないものはない。そしてそれは、組織票が個人の選択票を上回っているとの確信が、そういう傲慢な態度として表れていると思う。問題は、これが『民主的な選挙』と言えるのか、という事。

ディベートで世論を黙らせてしまえばそれが定説(お前は麻原彰晃か!?)

 しつこくプロパガンダを繰り返す事を『丁寧な説明』と呼ぶのは、もう国民には通用しない。今まで、国民側だって権力者を研究してきているのだ。権力者達の言動を冷徹に『白い目』で見つめてきた。これが見識を持った大人のやる事なのかとね。

 彼らの多くは『ディベートで世論を黙らせてしまえばそれが定説になる』と思っているようだが、その発想は未熟な中二病と一緒だ(論破で得意になってるヤツとか)。他者の気持ちを理解できない幼児の世界を生きているに等しい。

 ほら、かつての麻原彰晃が何かにつけて「定説、定説…」と言ってたでしょ。あれと一緒だ。誠実さのない人間を信用する者はいない。大人に成り損ねた年寄りは醜態そのものだ。

 あからさまな詭弁で『定説』だと言いくるめても、国民は誰もついて来てはくれないよ。誠実さがないし、悪意がミエミエだもの。要するに、今の自民党は『麻原彰晃化』している。それが旧統一教会の問題ともリンクしてくる訳

 未成年者がこういうロジックに夢中になるのは一種の通過儀礼なので、それを悪く言うつもりは無い。未成年者が中二病になっても、それを咎める気はないので安心してほしい。問題は、いい年した大人がやってるという事だ。

 政治家に『最低』レッテルを貼り付けなきゃならん国民の身にもなれよ。政治家は大人の代表の筈。その大人が『大人の事情』などと言いながら、実際には『子供みたいな事』をやってるのが問題なのだ。

ああ言えば上祐』って憶えてる?

 これもオウム関連のネタになるが、当時オウム真理教の広報担当をしていた『上祐○○(史浩?)』という者がいた。彼の『何が何でも反論してくる姿勢』を見て、誰かが『ああ言えば上祐』と言い出し、ちょっと流行った事があった。

 旧統一教会の勅使河原や政倫審での自民党の対応は、まさにアレと同じだ。しかも注意深く聞けば、彼らの論理は破綻している。『ただ相手を黙らせれば、それで勝ち』という浅ましい考えでしか動いていない。

 本当なら、大切な事はその後にどうするかなのに、その後の展望がない。建設的、生産的な展望を持たずに『その場しのぎ』をするだけ。

 で、この破綻ロジック、米国共和党新自由主義が使い出したと自分は分析している。それが最先端ディープフェイクへと繋がっているのはほぼ確実だと、自分はそう見ている。

民主主義を四面楚歌にしては駄目だ…

 日本の自民党と米国共和党は、実は米国民主党よりも緊密な関係がある。それを理解すれば、今の世界情勢を放置していたのは、実は日本だったと見る事もできるのだ。逆に、自民党を下野させる事ができれば、日本が世界を変える事もできる筈だ。この視点も忘れないでほしい。

 自民党が下野すれば、それは米国内の民主主義者への強力な援護射撃になる。そいつを覚えておいてほしい。民主主義を四面楚歌にしては駄目だ。民主主義者は米国内においても想像以上の苦しい戦いを強いられる。それを理解すべきだ。

 アメリカで銃殺されてきた著名人は、そのほとんどが民主主義者なのだ。しかも共和党は『全米ライフル協会』のような『一種の武装集団』を支持団体として抱え込んでいる。これは暴力による脅しに近い(言う事を聞かないと撃つぞと)。

 老齢のバイデンが米国民主党の最前線に立っているのは、若い民主党議員が暗殺されたら、いよいよマズイという民主主義者の思惑もあると思っている。そういう視点にも気付いてほしい。

『もしトラ』プロパガンダ…著名人の世論操作能力を警戒せよ

 最近『もしトラ』というワードをよく聞くが、その中で「次の米政権がトランプになろうがなるまいが、日本としては毅然とした対応を取る必要がある」…こんな事を言う人がいる。これ、実は寺島実郎のセリフなんだけど。これはある意味、諦めにも似た論調だが、果たして本当にそうだろうか。

 これ、実は『米国民主党政権の続投を、世界中の善良な市民に諦めさせるために言っている』と解釈する事もできるのだ。つまり本当は『トランプ政権を期待している勢力』が流しているプロパガンダの可能性がある。

 その勢力とは、ズバリ『新自由主義』を推進する勢力だ。そして新自由主義を世界に広めたのは、実は『共和党』なのだ。これはトランプ政権なんかよりもずっと昔の話だ。

 『もしトラ』が、さり気なく『諦めムード』を拡散させている事に気付け。それどころか『ほぼトラ』などと言い始めた人までいる。しかも、それを『さも楽しそう』に言ってくるから余計に腹が立つ。

 要するに『空気の支配』で世論操作を目論む連中がいる。実は、米国が共和党政権になるか否かは『外国の政権や世論』の情勢にも大きく左右される。特に同盟国の日本が政権交代を実現するか否かは、米国の世論や政治にも大きく影響するのだ。

 つまり、まだ終わってない。まだ始まったばかりだ。日本人が諦めの境地に沈み込んで、今後も『自民党政権を容認』すれば、それは確実に『米国共和党の追い風』になる。そう考えてもらいたい。当然それは新自由主義の追い風にもなる訳だ。もう新自由主義は御免でしょ。

・だから『絶対に諦めるな』と自分は言いたい

 今の日本では新自由主義に対する『風当たりが相当強い』ため、正直にトランプを絶賛すると『確実に炎上』する。そこで考え出されたのが『諦め感』を演出して世間の空気を誘導する巧妙なロジックだ。つまりここに、寺島実郎は『日本国民を騙している疑念』が出てきた…

 寺島実郎は確実に経団連側の人間である。元物産だし。これはにわかには信じてもらえそうにないと思うが、今は彼の言う事を真に受けない方がいいとだけ伝えておく。

 寺島は割と『民主主義』を口にする方だが、注意深く聞いていると、彼の言う民主主義は『権力者目線』から見た民主主義の分析なのだ。市民が欲する民主主義とは何かが違う…だから彼が言う民主主義にはずっと違和感を感じていた。で、最近になって、やっとその違和感の原因に気が付いた。そこで…

著名人やマスコミの『世論操作能力』を警戒せよ

 要するに、寺島は民主主義を『権力者が大衆に与える物』として見ていた可能性が非常に強い。これはとんでもない話だ。彼は増税は口にしても減税を口にした事は一度もない。むしろ減税や国民への補助金を嗤い物にすらしてきた。まずはこの『事実』を憶えておいてほしい。

・自分は寺島実郎を『国民の敵』と認識しました

 寺島にはインテリジェンスの情報収集能力だけは高いので、データだけは参考にさせてもらうが、彼が誘導する『針路』については疑う必要があると認識した。

 彼は多国籍企業・総合商社(三井物産)の出身だ。かつての総合商社と言えば、ありとあらゆる情報を片っ端からテレックスにぶち込んでは本社に送信していた産業スパイのような存在だった。

 そして彼のロジックは非常に巧妙に出来ている自民党腐敗の批判と同時にそれを容認してきた国民をも批判。あくまでも『自分は中立』の立場を堅持してる体を維持する。そしてどっちの味方なのかハッキリとは明言しない。

 彼は『経世済民』とか『全員参加型』とか『実体経済重視』というワードを頻繁に使うので、つい「国民の味方なのかな?」と思って彼を敵対勢力から除外しがちだったが、その後に『どうすれば国民は幸せになれるのか』というビジョンを、彼が提示してくれた事は一度もなかった。ただ民主主義者が喜びそうな単語を並べてるだけだったのだ。

 つまり彼は民主主義を分析して、相手を油断させ、その裏を掻いて来ている。その後で彼が誘導する針路は『中央集権的な集金システム』へのメッセージ、つまり経団連へのメッセージになっている事に気付いてしまった。この狡猾さを、自分は余計に悪質だと感じた。

 つまり国民を助ける意志は感じられない。そこは曖昧戦略。曖昧戦略の裏にあるのは利害だ。自分を利する方向に動く用意を忘れない。国民と権力の間に居て、どちらからも利益を得ようとする狡猾さが見て取れる。で、これは明らかに民主主義者の態度ではないと思う。

 彼は民主主義を分析はするが、民主主義を分かってない。民主主義を望む市民の気持ちを理解していない。だから『21世紀は宗教の時代』などいう的外れな事を平気で言えるのだ。彼の言う『全員参加型の政治』の中に、本当に市民は居るのか、自分は疑問…というか疑いを持ち始めている。

 彼の『全体知』には欠落がある。自民党の腐敗、国民の批判、それは結構な事だ。しかし一番肝心な所は『政党支持団体の腐敗』だ。そこには一切言及しない。あるいはこの腐敗を、さも国民の腐敗のようにすり替える事すらある。

 要するに『国民の概念』を富裕層も国民だから…みたいな『広義』から外れた論調へと展開する訳ね。一般論での土俵に立たない人を、自分は民主主義者とは認めません。それじゃあ官僚作文と一緒じゃん…


 さらに付加価値税という『税制の矛盾』には全く気付かない体を貫いている。財政規律は大事だと発信し続けている。利上げ利上げとウルサイったらない。財閥系都市銀行OECD から圧力を受けていたのかな。

 その前に『60年償還ルール』について言及すべきだろう。それこそが日銀がフレキシブルな政策を取れないように、政府が邪魔をしていた元凶だと思えるからだ。自民党が下野したら、財務省自民党議員を入れては絶対に駄目だ。その上で真っ先に日銀と60年償還ルールについて協議する必要があると思う。


 自分は『空気』の演出で『世間を自分の思い通りに誘導しようとする輩』を何人も見ている。これは洗脳(マインドコントロール、ブレインウォッシュ)である。自分はこれを『最悪の非人道的行為』だと思っている。

 特に問題だと思うのが、彼らを罰する法律が存在しない事。建付け上は彼らは『ただ喋ってるだけ』で、市民は勝手に自殺してるだけ。「俺たち全く無関係でしょ」で通ってしまうのだ。しかし自殺の原因はハッキリしている。容赦なく市民から収奪する税制にある。そしてそれを策定へ導いたのは間違いなく彼らなのだ。

 これ、アニメに出てくる魔族と一緒だと思うでしょ。優しさが全く感じられない。道理の無い事を繰り返し言い続け『これでいいのだ』と強引に押し切ろうとする。人類の未来さえどうでもいい風にさえ見える。で、条例文だけは『人に優しく』みたいな事を取ってつけたように付記しているのだ。


 ひと口に『共和党系』と言っても、具体的には2種類いる。1つは「社会主義め!!」などと叫びながら『アサルトライフルを撃ちまくる選挙CM』を流す粗暴な連中だ。で、もう1つは『ショックドクトリンのシナリオを立案』する狡猾・冷酷無比なエリート集団だ。寺島は後者ではないかと自分は疑い始めた。

洗脳に気付ける人間になるにはどうすればいいか→伊丹十三

 自分が薦めたいのは、伊丹十三のエッセイ『○○たちよ!』シリーズを読む事だ。心理学や精神分析の難しい話題を、実体験と併せて砕けた文体で平易に書いてある。これらのエッセイは『自分探し』カテゴリーで語られる事が多かったが、今は『洗脳』に対する対抗手段として読み込んでおく必要性を感じている。

 伊丹が生きていたら、今の政治家、財界人達を『0歳』だと断言するに違いない。忖度を『相手を甘やかす事』だと勘違いしている政治家なんて0歳に決まっている。

 自分が今、こんな事を書けているのも伊丹エッセイのお陰だと思っている。ただし、伊丹エッセイを読むのは『相当な苦痛』を強いられる。

 文体は『チャラくて軽い感じ』なのだが、自分の中にある『悪』を真正面から突き付けられる。伊丹に責められているような気分になるのだ。だから読むのがキツイ。ただしそれは、伊丹が他者を攻撃しているのではなく、伊丹自身にも向けられている。そこに凄味がある。説得力がある。

 できれば20代のうちに読んでほしい。童貞や処女を捨てたぐらいでは本物の大人にはなれない。相手を別人格の人間だと理解して、やっと大人の第1歩を歩み始める事に気付いてほしい。読むと『苦痛を強いられる本』…それを乗り越えた先にあるのが、本物の大人の世界だ。

 で、ここで『伊丹十三の名前』を出しておくのは非常に重要だと考えた。何故なら、マスコミの中には彼を尊敬している人が大勢いるからだ。これが『自分勝手なロジックで詭弁を言い続けている無責任なクズ共』の発言を抑止する効果があると自分は考えた訳。

 さらに言うなら、自分が書くブログも少なからず『伊丹ロジック』で武装されていると考えてもらいたい。つまり、浅はかな新自由主義者の詭弁に折れるほどヤワではないぞと言っている。