パンデミック後の新世界を作るために (foussin’s blog)

(『見捨てられた世代』からの提言)

インボイス導入後の『端数詐欺の実例』を見つけたのだが(伊丹十三の視線)


2024/03/30 16:01 sat:pv2018【記事総数:126(当記事含む)】

今回の内容:

  • 日本を良い方向に変えたければ税制改革と社保改革が必要
  • インボイス導入後の『端数詐欺の実例』を見つけたのだが…
  • 白昼の死角の鶴岡を追い詰める(今後の予定)
  • 伊丹十三の視線が悪を狼狽させる…
  • 国民を洗脳の夢から覚ます必要がある…

日本を良い方向に変えたければ税制改革と社保改革が必要

 日本を良い方向に変えたければ税制改革が必要だ。消費税は段階的に減税すべきだ。そのためにはまず『インボイス』と『総額表示』の白紙撤回が絶対に必要。これらの法律は消費税を後戻りできなくするための『既成事実化法案』だからである。

 その後には『完全な税込表示制』に変更する必要がある。これには『端数詐欺』をやめさせる事と『二重表示制』をやめさせる目的がある。不正確な価格表示が『自由な価格競争』を歪めてしまっているからだ。これは健全な資本主義にさえ反している。で、減税に向かう事が分かっていれば、誰も税込表示制には反対しない。だろ?

 改正すべきはもう一つある。それは人件費だ。人件費を付加価値から外す事だ。それによって非正規労働者と正社員は平等に働けるようになる。これによって企業は正社員を増やし易くなる。

 例えば、POS管理をする携帯端末が1個100万円ぐらいする。従業員目線で見れば、それは高価な装置だが、経営者目線で見れば『税金・社保負担ゼロの人件費』だと思えば安いものだ。つまり、人間と同様に働くロボットは原価扱いで済むのに、社員やバイトには消費税(付加価値税)が掛かってくる。

 これは、労働者がロボットと不当な競争をさせられるという意味において、非常に非人道的な税制になっている。これは『人件費のサブスク税』である。労働者1人頭いくらと、最初から取られる事が決まっているのだ。つまり消費税には付加価値の『中抜き税』という側面がある。

 付加価値の合計を GDP という。経済成長する前に付加価値を中抜きされたら成長できる訳がないではないか。自分は消費税の問題点を数えきれないほど訴えてきた。消費税は百害あって一利なしなんですよ。

 だが、まだ足りない。社保の値下げも必要だ。これらは大企業(ハイエナども)への無駄な補助金をカットして財源確保する。つまりプラマイゼロにする。これは今まで政府がしてきた事と一緒だよ。法人税を下げる代わりに消費税増税を繰り返してきただろ? プラマイゼロなら企業負担も税収も変わらない筈だよ。その上で従業員の利益を考えるのが政治だろうが。

 今の大企業はあからさまに国費(税金・国債)を『補助金・還付金』という形で充てにしている。こんなに税金が投入されている現状で、これを『資本主義』と呼んでいいのか? 社会主義にしか見えないのだが。

 社保の財源は、ちょっと足りないぐらいで丁度いい。年金・介護等の費用は、実際には市場で何度も循環するからだ。つまり予算だけが財源ではない。歳入にも注目せよ、という話。そこを国民に隠して財源確保などと言ってほしくない。ちょっと足りない、そこをどう修正するかが『行政の見せ場』だろう。工夫する努力を最初から放棄しているから赤字が膨らむのだ。

 経済成長を見込んだ予算案を作成せよ。消費税が国民の付加価値を中抜きしてるから成長しないのだ。成長すれば、信用創造でマネーは勝手に増えるのだ。それでもどうしても足りないなら、その都度補正予算を組めばいいだけの話だ

 それでは足りないというのなら、その理由をちゃんと言うべきだ。海外に流出・収奪されているから赤字になっちゃうんだよねーって。それって国民が負うべき責任ですかね?

インボイス導入後の『端数詐欺の実例』を見つけたのだが…

 自分は既に『端数詐欺の実例』を見つけてしまっている。税抜価格が『銭単位』で設定されている実例を見つけてしまった。これは『税込価格の実質切り上げ』を可能にしている。消費者はこの事実を全く知らされずに余計な会計額を払わされている。

 例えば『税抜価格499円+10%』という商品がある(税込548円)。これが実際には『499.1円』だったとしたら税込価格がいくらになるのか(税込549円)。これをまとめ買いしたら値段はどう変わるのか。それが特売用の大量入荷商品だったらどうなるのか。会員数が数千万人のネットサービスがこれをやったらどうなるのか…

 これ、ちゃんと取材しろよマスコミ。こんなの、国家主導の詐欺行為だろう。自分が見つけたのは『登録番号付きのレシート』だよ。値札にもレシートにも『.1円』なんてどこにも表示されてなかった。マスコミも自分のレシートをちゃんと調べてみなよ。

 自分的には、今は犯人捜しをするつもりはない。真っ当な価格設定に直してくれれば、今はそれで良し。今回はここまで…のつもりだったが、自分的には文字量が少な過ぎ。で、もうちょっと頑張る。

白昼の死角の鶴岡を追い詰める(今後の予定)

 『白昼の死角の鶴岡を追い詰める』とは、新自由主義追放キャンペーンを継続するという意味で使ってみた(若干ネタバレあり)。

 次回は『消費税減税』を勝ち取るために、どの政党を推すかを改めて考えたい。さらに、ビッグモーター、損保ホールディングス、除草剤、経団連経済同友会…と新自由主義の批判を何度でもしつこく繰り返し、彼らの『非人道的性質』をさらに強調する(長文)。

 長文過ぎるので、適度に分割して投稿する事も考えている。実は今回の記事も、次回に投稿予定だった長文を少しだけ切り出したものだ。お陰で、文章の繋がりが不自然になっちゃった…

 が、それとは別に『新たな疑惑』が生まれつつある…

分筆+企業買収+人口流動3か月後に選挙? → 選挙の多数派工作の疑い
 自民党共和党の話(この件ではトランプは蚊帳の外っぽい…)

…これについては、まだ何も書いてないが、とにかく今年は『国際的選挙イヤー』だ。自分は最初、USスチールの買収劇を『選挙の多数派工作』の視点で見ていたのだが、トランプの行動が理解不能で様子見だった。そんな時、あるテレビ番組で『非常にキワドイ発言(富裕層のナイショ話)』を聞いて、ああやっぱりなと…

 トランプの予測不能な行動は、たまに民主的な良い方向へ転がる事もあるが、ほとんどは危険な方向へ転がる。カオスの権化みたいな存在だ。国家元首にするには危険すぎると思う。その一端が今のイスラエルともリンクしている訳。


 要するに、あれほどの醜態を晒し続ける自民党が、何故か選挙では勝ってしまう理由が、ここ(多数派工作)にあるのでは、と自分は考え始めた。

 今は『多数派工作に警戒せよ』…これを言っとく必要がある。で、そのテレビ番組は今年の3月で突然『最終回』になった…何というか、捨て台詞で本音が漏れた? そういうところがガキだと言っている(0歳=大人になり損ねた年寄り)。

 『白昼の死角(高木彬光・著)』をご存じだろうか。鶴岡七郎という詐欺師が主人公の小説だ。鶴岡は、自分が仕掛けた株券偽造詐欺のトリックに、ある1人の刑事が気付いた事を知って愕然とする。起訴されるほどの証拠は上がっていないが、彼はその刑事に見透かされ、見抜かれた事に狼狽したのだ。ごめん、ネタバレだったね。

伊丹十三の視線が悪を狼狽させる…

 一般国民には『証拠を押さえる力』はない。だが、状況証拠を揃えて説得力を持たせる事はできる。その後は然るべき権力(検察等)に委ねれば、それでいい。マスコミの中には『伊丹十三』を尊敬している人が大勢いる。彼らの『視線』が悪人を狼狽させるのだ。そしてその視線が自分の味方になってくれると信じている。

 今の日本人にとって、伊丹十三とは『ダライラマ14世』や『ヨハネ・パウロ2世』にも匹敵する程の象徴的存在だと思う。『社会洗脳』のカラクリを、彼以上に分かり易く説明してくれた人を自分は他に知らない。彼のエッセイ『○○たちよ!』シリーズを読めば、必ず『洗脳』に気付ける人間になれると思う。

 著書の中には、一度も『社会洗脳』なるワードは登場していないと思う(?)ので、検索しても近道には辿り着けないと思う(たぶん?)。一応念のため。あと、伊丹の著書を単純に『エッセイ』として括っていいのか迷いもある。

国民を洗脳の夢から覚ます必要がある…

自分たちよ!(伊丹十三・著) 表紙&129頁
裏表紙(文春文庫 1988年3月10日 第1刷)

 最初に読むなら、まずこの本を薦める。特に『洗脳』とリンクしているのが『対談・一人称について』という項目。心理学・精神分析学者の佐々木孝次との対談によって…

 日本の精神医療が保守的な価値観を植え付けられて社会に順応する人間として戻ってくる事をもって『治った』とする現状に疑問符を投げかけている。本物の一人称を獲得した人間なら、それが『洗脳』以外の何物でもない事に気付く筈だからだ。

 これって、自民党や旧統一教会福音派保守系教会(共和党系)から見ても、非常に都合のいい『洗脳メソッド』になってる訳。逆に言えば、その教えに寄せていけば割と簡単に『多数派工作が可能』という事にもなる。また、保守的な価値観には『権力を受け入れ易い』というメリットも権力側にはある。

 それ故に宗教…特に一神教宗教は、常に『権力に翻弄されてきた歴史』がある。だから市民は、宗教の背後に権力が潜んでいないか常に疑ってきた。で、疑う事に疲れた民衆が宗教に代わる思想を生み出した。それが『民主主義』だ。民主主義は常に権力と敵対するので、猜疑心に悩む労力から解放されるのだ。要するに…

民主主義が権力に嚙み付くのは当たり前の話

 本来、民主主義とはそういうものだ。
 それを KY とかウザいとか痛い人とか名誉棄損とか言うほうがオカシイ事なんだよ。つまり日本での民主主義の認知度はその程度って事だ。なんか『全体主義』が容認され過ぎてるのがマズイ。ここは中国ではなくロシアでもなく日本なんだけど。

 ただ、最近は「私達も民主主義者です」と嘘をついて市民を騙す輩が増えていて、これが厄介な問題を次々に生み出している。昨年に埼玉県議会自民党県議団が出した『子ども放置禁止条例(虐待禁止条例)』などがその好例だ。

 我々は『政策集団』を勘違いしていたようだ。正確には、彼らは『ショックドクトリン政策集団と呼ぶべきではないかと自分は考え始めた。

 常に権力に翻弄されてきた宗教の歴史を考えれば『21世紀は宗教の時代』なんて、決して言える訳がないのだ。それ、イラン人女性の前でも言えますか? 現在の宗教は『票田と集金システム』でしかない。だから宗教ではなく『個人的な信仰』へとシフトすべきだ。


 伊丹十三と絡めると『民主主義』の説明が際立って冴えてくる。
 やっぱり伊丹十三は凄いよ。

 前にもちょっと書いたが、伊丹の本を読むのは『相当な苦痛』を強いられる。裏表紙には『スッキリする』なんて書いてあるけど、それは読者次第だ…それを覚悟の上で読んでほしい。特に、正義を根拠に『相手を支配する事を当然』と思い込んでいる人は、伊丹の本を読んだら相当凹むと思うよ。

 あなたの深層心理が見透かされてしまうからだ。

 しかし、本書でも触れられている『ディアーデ』の膜の外へ出る事は、それほど怖い事ではない。むしろ、どこにいても平常心の自分が保てるようになる。分かり易い例を挙げるなら、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』に出てくるベーシストのお姉さん(山田リョウ)みたいになれる。仲間外れのボッチではなく、1人でいるのが好きなボッチだ。

 どこにいても堂々と振舞える、そういう人間を目指したくはないですか? 相手を別人格の人間として尊重しつつも、誰とでも対等に接する事を目指したくはないですか?

 ちなみに、当ブログでの一人称表記は『自分』だ。これ、実は『自分たちよ!』から取った。ついでに言えば、自分は WEBネームとして『パブロ・フーサン(pablo foussin)』を名乗っているが、そのパブロは『戒厳令の夜(五木寛之・著)』に出てくる『4人のパブロ』から取っている(フーサンは昔のあだ名)。ちなみに…

戒厳令の夜 チリ ショックドクトリン

…というワードで検索すると、今の日本や世界が非常に危険な状態になっている事に気付かされる筈だ。その裏に『洗脳』が潜んでいる事も…


 一般国民には『証拠を押さえる力』はない。だから相手の心理分析で揺さ振っていく。で、今までの状況から察するに、かなりいい線いってる感触を得ている。権力に溺れて傲慢になったヤツほど油断するのだ。以前の記事で書いた筈だ。戦略を変えたと。

 権力者が勉強不足と思えるエンタメ情報なども絡めて、次々と情報発信していけば、こっちも彼らの隙をついた行動が打てる。こういう戦略もある。今回は高木彬光伊丹十三五木寛之を出したが、他にも色々出てくる予定だ。

 そして『相手』というのは周辺にいる人々も含んでいる。例えばテレビ局とか、スポンサーとか、CM出演しているタレント(事務所)とか。詭弁を封じるなら、発信源を孤立させるしかない。お前らに『全員参加型の円卓会議』を語る資格はない。

 悪い事をしたら、報いを受けるのは当然だよね。
 それで逆恨みされても困るよね。