パンデミック後の新世界を作るために (foussin’s blog)

(『見捨てられた世代』からの提言)

当ブログの読者層を想像(経過報告:2021/10/08)

経過報告:2021/10/08(金)

2021.03.04 thu:ブログ開設
2021.03.18 thu:pv   8:入金 0 (開設から2週間)
2021.04.01 thu:pv  21:入金 0 (開設から4週間)
2021.04.22 thu:pv  40:入金 0 (1か月+3週間)
2021.05.26 wed:pv 118:入金 0 (2か月+3週間)
2021/06/11 fri:pv 152:入金 0 (3か月+1週間)
2021/06/23 wed:pv 179:入金 0 (3か月+2週間)
2021/07/08 thu:pv 197:入金 0 (4か月+1週間)
2021/07/21 wed:pv 223:入金 0 (4か月+3週間)
2021/08/12 thu:pv 277:入金 0 (5か月+1週間)
2021/08/20 fri:pv 332:入金 0 (5か月+2週間)
2021/09/08 wed:pv 407:入金 0 (約6か月)
2021/10/08 fri:pv 470:入金 0 (約7か月)
(記事総数:84)

 当ブログは割と長文なので、スマホの小さな画面では読む気が起こらないだろう。日本語で書いているので、読者対象も日本人に限定されてくる。

 一番悲しい事は、当文章を必要としているであろう『生活困窮者』に、この文章が届いていないであろう事。なぜなら、生活困窮者はネット環境の維持管理よりも生活費を優先するため、ネット環境やスマホを手放してしまうから。

 当ブログでは、堂々と『民主主義』について語っているので、これが中国国内の一般市民の目に留まる事も絶対にないだろう。要するに、インターネットで公開したからと言っても、無条件で世界に向けて発信できる訳ではない。

 結局、インターネットは常に『権力者』の都合のいいように検閲が行われている。権力者と言っても色々いる。武力で支配する者、経済力で支配する者、プロパガンダ(そのほとんどがフェイク)を流布する者など…。全てに共通するのは『生存権』を脅かす恐怖政治に走る事である。

 ITプラットフォーマー、政府、政党、政治団体、権威団体、独裁者…彼らに都合が悪い事を書けば、通信遮断や意図的な検索順位の操作など、様々な手段を使って封じられる。こういう事を書くと陰謀論みたいだけど、現実に起こっている事だと、読者だって本当は知っている筈だ。

 中国人のほとんどが、このブログの存在を知らない。それが PV 数に表れていると思う。だが、たぶん共産党員は見ている。日本の民主主義を研究したり、検閲したりするには、誰かがこれに目を通す必要がある訳。
 それにしても、国民から『民主主義』を奪ってしまって、彼らがどんな人間に育つのか…指導者はそれを想像できないのだろうか。

 民主主義のフリをした『資本主義ファースト』も酷いものだが、民主主義を否定しないだけマシと言える。ただ『民主主義=多数決』みたいな単純化で民主主義の概念を変質させようとするのは詐称行為なので、絶対にやめて貰いたい。
 民主主義は多様性を尊重し少数派を排除しない。そのため、多数決の前に妥協点を探る対話を重視する。むしろ多数決は『対話の時間を省き(スピード重視)、多数派を抽出・優遇する資本主義の手法』である。

 当ブログは、かなりキワドイ事も書いているが、それでも『アカウント削除』される事はないと思っている。批判と誹謗中傷は別物だし、民主主義は公平中立が基本なので、読者にとって『耳の痛い話』ばかりではなく、タメになる話も同時に含まれているからだ。

 民主主義は常にパブリックに開かれているため、陰でコソコソやってる悪人に『裏をかいて優位に立つ戦術』を与える結果に陥り易い。が、これを欠点だと言ってしまうと『法律でモラルを切り崩して仕事を有利にしようとする誘因』に歯止めがかからなくなってしまう。

 つまり、自国に有利をもたらすように法律を緩和する事が、結果として世界の民主主義を骨抜きにしてきた訳。その法律緩和が生み出したのが『多国籍企業』だった。結局、法律緩和は国家の空洞化をもたらした。

 で、法律緩和への誘因は何だったのかを問えば、それは『場当たり的な資本主義による強欲』以外の何物でもなかった訳。「こうすればもっと儲かる」という短期的展望に流された結果、長期的に見れば『破綻確実』の法律改正を繰り返してしまった…


 自分は、ブログを『不特定の読者との対話』だと思ってこれを書いている。で、自分が重視しているのは、没個性の何万人もの大衆に見られる事ではない。それは『ベストセラー(金儲け)』を狙う資本主義の価値観に過ぎない。

 自分は『民主主義の価値観』に反応する人間のためにこれを書いている。その人間が、大衆の中で『ブレない言動』を取ってくれれば、その周りにいる人々も次第にブレない人間になってくれる。民主主義とは、そうやって広げてゆくものであり、政府や知事がスローガンで煽って作る物ではないのだ。


 民主主義は平等ではないが、公平を重視する。公平を実現するにはモラルとか道徳観・倫理観が重要になる。モラルで人を律しようとするのを『同調圧力』と呼ぶのはエゴイストの詭弁に過ぎない。
 社会はギブ&テイクで成立している。だからこそ公平さが求められる。社会が公平さを求める圧力の事をモラル(道徳)と呼ぶのである。それを同調圧力と呼ぶのは違和感があるし、資本主義は、それを咎める事で利己主義を正当化してきた。つまり詭弁だ。

 一方、社会主義では、指導者が『社会(国民)を私物化する権力者』に変質し易い。それが最大の問題点である。平等を掲げる『共産主義思想』自体は崇高なものであり、むしろ赤狩りを強行した米国の方がよっぽど酷いと思う。
 ただ、中国共産党だって、最初は農民に民主主義を唱えて味方につけて国民党を台湾へ追い出した筈。なのに、建国後は民主主義も三権分立もない一党独裁に変質していった。で、今では台湾の方がよっぽど民主国家の体裁を満たしている。皮肉な話だ。

 台湾問題については、強国同士の論理で勝手に国境線を引くのではなく、その地域に住んでいる市民の意見を尊重する方向で解決してほしい。

 これは、国連の常任理事国中華民国から中華人民共和国へ変更になった事が各国の『曖昧外交』の発端になっている。戦後の台湾は、事実上は米国の統治下に置かれ、民主主義を育んだ時期があった。

 が、中国は国連の常任理事国の拒否権を獲得しており、台湾の独立を一切認めなかった。で、西側諸国も国益を優先し、台湾の民主主義よりも中国との利害関係を重視した。
 国際社会は『台湾市民の意向』を無視した事で、自ら民主主義の危機を呼び込んでしまった。西側諸国が台湾問題について言及しても、中国は『内政干渉』の一点張りで対話の余地もない。

 民主主義は利害よりも理念を重視しなければならない。利害を重視する資本主義が民主主義を窮地に追い込んだ。我々はそれを忘れてはならない。

 しかも資本主義は、民主主義よりも社会主義の方が相性がいい事がバレてしまった。社会主義も資本主義も効率を重視する点においては非常に似ていて、ポピュリズム全体主義も『大衆を煽って一つの価値観へ誘導する手法』である事に変わりはないのだ。


 今回の衆院選での最大の争点は『コロナ対策』や『格差問題』以前に『資本主義vs民主主義』の選挙である事を認識すべきだ。民主主義の軽視がコロナ問題、格差問題の根っこにある。それを忘れてはならない。

 英国が『EU離脱』で揉めたのも、根底にあったのは『民主主義vs資本主義』の大議論だった。EU離脱を決めた英国は、資本主義を剝き出しにして国際社会に対して好き勝手やり始めている。ただ、財政規律でヨーロッパ各国を縛る EU 側にも問題はあるらしい。EU 側にも改善点が残っているようだ。
 近年、世界中の選挙での争点は『民主主義の復権』を賭けたものだ。で、残念だが、ほとんどの国が利害・国益重視に傾いてしまっている。資本主義陣営が持っている『資金力』という権力に屈した訳。

 今回の日本の総選挙は、腐敗した政権を正すだけでは済まない話になる。民主主義国家の代表として、日本の理性が試される選挙でもあるのだ。で、現在の国内のネット情報には、世界中からの『フェイク』で埋もれつつあるので、必ず情報源の確認をしてほしい。