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ようやく PV が 100 を超えた。
自分が当ブログを開設する以前にも、民主主義やコロナ禍への問題提起を発信している『はてなブログの記事』がけっこう存在する事が分かった。これは非常に心強い。また、社会主義者を自称する人の記事にも少なからず同意できる部分があり、興味深く読ませていただいた。
だが、最近までは検索しても該当記事が中々ヒットしなかった。これは多分、ネットの中で全体主義が蔓延していたからだと思っている。が、日本は紛れもなく民主国家だ。日本人が民主主義を発信するのは当たり前の話。何も遠慮する必要はないと思っている。
さて。経済学の本を読んでいると、たまに見かけるのが「民主主義の限界」という一節だ。だが自分は、限界に達しているのは民主主義ではなく、資本主義の方だと考えている。なぜなら、我々は未だに本物の民主主義を理解していないと考えるからだ。
手元にある辞書で民主主義を調べると…
---------------------------------- 新明解国語辞典 第三版 1981(昭和56)年 3月 20日 第4刷発行 ---------------------------------- democracy デモクラシ-:人民が主権を持つ。民主主義。 民主主義:人民が主権を持ち、人民の意志をもとにして 政治を行う主義。 民主的:どんな事でも一人ひとりの意見を平等に尊重しながら みんなで相談して決め、だれでも納得の行くようにす る様子。<-->独裁的
…と書いてある。自分が民主主義を支持するのは、この思想が一番人道的だと思っているため。で、今の世界で問題になっているのは「外国に対しても民主的配慮を貫けるか」という事だろう。上記の辞書にも国境については全く触れていない訳だし…
デモクラシーという概念は欧米から生まれたものだったが、当時のデモクラシーは「奴隷を人間扱いしない不完全な概念」だった。この概念を未だに正当化しようとする身勝手な人々も大勢いる。だからこそ、米国で BLM運動に火が付いたのだった。
資本主義には身勝手な行動を正当化(容認)しようとする傾向が強い。それを如実に表すのが「利己的合理性」という概念だ。欧米圏のデモクラシーに利己的合理性も含まれているとすれば「アジア・アフリカ圏が主張する民主主義」と「欧米圏のデモクラシー」の概念には大きなズレが存在する。
そのズレを修正し、世界共通概念として「デモクラシーと民主主義」の概念を統一しなければ、世界は本物の民主主義には到達できない。世界は今、資本主義対民主主義、社会主義対民主主義という対立構図の中にいる。その中で、本物の民主主義がようやく生まれようとしていると自分は考える。
コロナ禍の現在、世界は改変中のさ中にあり、暫定民主主義によって辛うじて人道的な行動が守られているに過ぎないと思っている。